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みずたま婚活salon代表の森です。
お見合いは、結婚を前提に出会う特別な場。
だからこそ、「自分をきちんと伝えなければ」「誤解されないようにしなきゃ」と力が入ってしまう方も多いのではないでしょうか。
特に誠実な人ほど、「ありのままの自分を知ってもらいたい」「お相手に誠意を見せたい」との思いから、自分の過去や価値観について深く話そうとしがちです。
ですが、それがかえって初対面の場では重たく感じられたり、お相手に距離を取られてしまう原因になることもあるのです。
では、どんな心構えでお見合いに臨むのが良いのでしょうか?
今回は、誠実な方ほど気をつけていただきたい「お見合いで大切にしたい心の姿勢」についてご紹介します。
お見合いはあくまで“初対面の場”
お見合いは、プロフィールを通じてある程度の情報を知っている状態で会うものですが、実際に会って話すのは初めて。つまり、相手はあなたの人柄や空気感、話し方、表情などを「ゼロ」から感じ取っていく段階です。
そんな中で、「しっかり伝えなきゃ」と気負いすぎると、つい自分の話ばかりをしてしまいがち。
・過去の恋愛の失敗や悩み
・仕事に関する深い葛藤
・家庭環境の複雑さや苦労話
・自分の人生観・結婚観を長々と語る
どれも、結婚相手を選ぶ上では大切な要素かもしれません。
でも、信頼関係ができていない初対面で語るには、少し“重すぎる”話題でもあります。
最初のお見合いで大事なのは、「この人と話していて心地よいな」と思ってもらうこと。深い話は関係ができてからで、まったく遅くありません。
「伝えること」より「一緒に過ごす時間」を大切に
「誠実でありたい」「真剣に婚活していることを伝えたい」その気持ちはとても素敵です。
でも、“誠実さ”は言葉で伝えるより、相手との時間を丁寧に過ごす姿勢の中で自然と伝わるものです。
たとえば、お見合いで意識しておきたいポイントはこんなことです。
お相手の話にしっかり耳を傾ける
自分の話を伝えるよりも、「相手の話を聞きたい」という姿勢が好印象につながります。共感や質問を交えて、「あなたに興味があります」というメッセージを伝えましょう。
会話を“楽しむ”ことを忘れない
お見合いは真剣勝負の場でもありますが、堅苦しさばかりでは距離は縮まりません。趣味や最近ハマっていること、休日の過ごし方など、軽やかで楽しい話題を取り入れることも大切です。
自分の話は少しずつ、小出しに
「伝えたいことがたくさんある」と感じていても、一度に全て話す必要はありません。関係を育てながら、段階を踏んで自然に打ち明けていけば良いのです。
深い話は「信頼関係ができてから」がベスト
「ちゃんと話しておかないと誤解されるかも…」
「ありのままの自分を知ってほしい…」
そう思って、自分の過去や価値観を初対面で伝えすぎてしまう方も少なくありません。
でも、お相手が“心の準備”ができていない段階でそうした話をされると、「まだ知り合ったばかりなのに重いな…」と感じられてしまうことも。
一方で、数回会ってお互いに安心感が生まれてきた頃なら、同じ話をしても受け止められ方はまったく違ってきます。
信頼関係のない初対面では「情報」が“重荷”になり、信頼関係がある中では「情報」が“理解”につながります。
だからこそ、焦らずゆっくり、お相手の歩調に合わせながら、少しずつ自分を知ってもらうことが何より大切です。
最後に伝えたいこと
お見合いで最も大切なのは、「またこの人と会いたいな」と思ってもらうこと。
そのためには、「楽しい時間」「心地よい空気感」を共有することが第一歩です。
誠実な人ほど、「本当の自分を伝えなければ」「誤解されないように」と真面目に向き合います。でも、すべてを一度で伝えようとしなくて大丈夫。
信頼関係が育っていけば、自然と話せるタイミングがやってきます。
まずは、お相手と一緒に過ごす時間を大切にする。
笑顔で会話を楽しみ、お互いを知る“きっかけ”を少しずつ重ねていく。
それが、誠実なあなたにふさわしい、自然であたたかい婚活の進め方だと思います。
焦らず、ゆっくり。
「信頼される人」ではなく、「信頼し合える関係」を目指していきましょう。
みずたま婚活salon 森